Alibaba、エージェント型コーディングに特化した「Qwen3-Coder」を発表
Alibabaが開発するQwenチームが、これまでで最もエージェント能力に優れたコードモデル「Qwen3-Coder」を発表した。最大モデルはClaude Sonnet 4に匹敵する性能をオープンモデルとして達成している。
Alibabaが開発する大規模言語モデルシリーズ「Qwen」の開発チームが、コーディングとエージェント的タスクに特化した新モデル「Qwen3-Coder」を発表した。同チームによれば、これまでにリリースした中で最もエージェント能力の高いコードモデルだという。
480Bパラメータの最上位モデル
Qwen3-Coderは複数のサイズで提供される予定だが、まず最初に公開されたのは最も性能の高いバリアントである「Qwen3-Coder-480B-A35B-Instruct」だ。これはMixture-of-Experts(MoE)構成で、総パラメータ数480Bのうち実際に活性化するのは35Bという設計になっている。
コンテキスト長はネイティブで256Kトークンをサポートし、外挿手法を用いることで最大1Mトークンまで拡張可能。長大なコードベースや複雑なタスクを扱う場面でも一貫した処理ができるよう設計されている。
オープンモデルとして最高水準の性能
発表によれば、Qwen3-Coder-480B-A35B-Instructは「Agentic Coding」「Agentic Browser-Use」「Agentic Tool-Use」といった、AIエージェントが自律的にコードを書き、ブラウザを操作し、外部ツールを使いこなす能力を測るベンチマークにおいて、オープンモデルの中で新たな最高水準の結果を記録した。その性能はAnthropicのClaude Sonnet 4に匹敵するとされている。
モデルはGitHub、Hugging Face、ModelScopeで公開されており、Discordコミュニティでも情報共有が行われている。エージェント型のコーディング支援ツールやAIコーディングエージェントの基盤モデルとして、オープンソース陣営の選択肢を広げる存在になりそうだ。
原文ソース
Qwen