Arm、音声・画像処理AIを加速するIoT向けリファレンスデザイン「Corstone-320」を発表
Armは、音声・オーディオ・画像認識向けのAI推論をエッジデバイスで高速化する新しいIoTリファレンスデザインプラットフォーム「Corstone-320」を発表した。SoC設計の複雑さを軽減し、IoTデバイスの開発・実装を加速する。
Armは新しいIoTリファレンスデザインプラットフォーム「Corstone-320」を発表した。音声、オーディオ、画像処理を伴うAI搭載IoTデバイスの開発・実装を加速し、SoC(System on Chip)設計の複雑さを軽減することを目的としている。
Ethos-U85 NPUを統合したAI推論基盤
Corstone-320は、Armの最新NPU(ニューラルプロセッシングユニット)である「Ethos-U85」を統合しているとみられ、キーワード検出や画像分類、簡易な物体検出など、エッジ側での機械学習推論をより高い電力効率で実行できるよう設計されている。IoT機器メーカーはこのリファレンスデザインをベースにすることで、独自にNPUやセキュリティ機能を一から設計する手間を省き、開発期間を短縮できる。
エッジAI市場を見据えた狙い
スマートスピーカーや監視カメラ、産業用センサーなど、常時稼働かつ低消費電力が求められるIoT機器では、クラウドに依存せずデバイス上でAI処理を完結させる「エッジAI」の需要が高まっている。Armは今回のリファレンスデザイン提供を通じて、SoCベンダーやOEMがこうしたエッジAI対応製品を迅速に市場投入できるよう支援する狙いがあるとみられる。
ArmはIoT向けCPUコアやNPU、セキュリティIPを組み合わせたリファレンスプラットフォームを継続的に拡充しており、Corstone-320はその最新版として位置づけられる。
原文ソース
Arm